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 タイル職人の年収は? タイル職人のステップアップや給料体系も紹介

2022/09/09コラム

創業1965年、埼玉県川口市でタイル工事を専門に行っている田中タイル工業です。

皆様はタイル職人という仕事をご存知ですか?多くの方がタイル職人と聞けば仕事の内容はイメージできるでしょう。ではタイル職人が実際どれくらいのお給料をもらっているのかはイメージできるでしょうか?この記事ではタイル職人の年収やタイル職人の給料体系について紹介します。タイル職人になりたい、気になっているという方には必見の内容となっているので是非最後までご覧ください!

タイル職人の給料はどれくらい?

タイル職人は年収にするとどれくらい稼げる?

建設業界の給与体系は、日給制と月給制の二つがあります。最近は月給制への移行が進んでいますが、日給月給制の方が浸透しています。

DODAの職種分類別平均年収ランキング(2020)によると技術系(建築/土木)の全体の平均年収は428万円、厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査によるとタイル工の平均年収は433万円となっています。この平均年収は幅広い年齢・役職の人を対象としているため実際のところはもう少しばらつきがあるといえるでしょう。

給料バンクによる各地域の求人情報から推定される給料のデータとしては、20代の給料は20万円(年収換算240万)、30代の給料は32.5万円(年収換算390万)、40代の給料は45万円(年収換算540万)とされています。年収は240〜540万円となりますが、手取り額の目安は月18〜34万円、1年間で216〜408万円になります。

田中タイル工業での待遇

田中タイルでは、未経験からタイル職人を始めた場合、手当なども含めて月額30万円、手取り25万円ほどでスタートします。年収にすると350〜400万円になります。入社5年目くらいでは、月額40〜50万円、手取り35〜45万円で、年収は480〜600万円になります。

タイル職人への就職から5年以上経ち、優れた技術を持つ人やオールマイティになんでもこなせるような職人に成長した場合は月額60万円、年収は720万円となります。

前述のとおり、タイル工の平均年収は430万円ほどなので入社5年ほどで業界の平均年収を超えることになります。また建設業界は日給制と月給制の二つがあると記載しましたが、弊社はどちらで給料を受け取るのか選ぶことが可能です。

採用情報はこちらからご確認ください。

タイル職人の仕事内容

一口にタイル職人の仕事といっても、新築のマンション、戸建てで作業することもあれば、公共施設やマンションなどの大規模修繕を行うこともあります。特に、弊社は大規模修繕工事を専門としています。

大規模修繕の現場では、まずは調査を行うところから仕事が始まります。これが打診調査と呼ばれるものです。その後必要があればタイルを剥がし、張っていくというのが流れになります。

新築の現場であれば、剥がすタイルはありませんからひたすらタイルを張るということになります。

このようにタイル職人といっても現場によって作業の内容が異なるのです。

詳しいタイル職人の仕事は以下のページでも紹介しています。是非チェックしてみてください。

タイル職人の1日は?仕事内容をご紹介

タイル職人の仕事はきつい?仕事内容や給料を詳しく解説!

タイル職人になるメリット

タイル職人は人手が足りていないというのが現状です。その要因はいくつかありますが、長年業界にいる立場から見ると下記のようなことが原因になっていると思われます。

 

・建設系の職人は「仕事がキツそう」というイメージがある

・そもそもタイル職人という職業について知らない人が多いので選択肢にならない

・バブル崩壊やリーマンショックなどの不動産不況によってタイル貼りの仕事が激減した

・工事の単価が安くなり若い職人を育てられる体力がタイル屋になかった

・建設工事の機械化や工事の簡素化などで職人の仕事自体が減った

など

こうした背景があって若手が育たなかったことが現在の人手不足につながっているのでしょう。ただし、東京五輪などで不動産業界は好況となり、建築ラッシュを迎えて職人が不足するようになっています。

このような状況でタイル職人になるメリットは、やはり給料が高く設定されやすいということです。タイル職人が足りない状況では少しでも高い給料を出してでも職人を確保したいという企業はたくさんあることでしょう。

弊社田中タイル工業の事情をお話するのであれば、弊社は安定して給料をお渡しできる状況にあるといえます。というのも、弊社は大規模修繕工事が専門だからです。大規模修繕工事では新築工事よりも単価が高く設定されます。これは新築工事の場合、施工会社やデベロッパーが売上高を確保するために工事単価を抑えるのですが、大規模修繕の場合は直接マンションなどの運営会社や管理組合から受注するため、正規の値段になるということです。

特にマンションは1950年頃から日本で増え始め、80年代から90年台にかけて不動産バブルによって増えていきました。そのため、大規模修繕工事が必要になるマンションが増えていることもあり、弊社では仕事が切れない状態が続いています。こうして安定して仕事が受注でき、それが今後も続く状況であるからこそ、給料も安定してお渡しすることができるのです。

タイル職人としてのステップアップ

最初にタイル職人になる際には、資格は必要ありません。しかしタイル職人になり、実績やスキルを上げていく中で、資格を取ることで自分の実力を示すことができるようになります。タイル職人の資格で代表的なものが「タイル張り技能士」です。これは国家資格で、タイル工事に必要な知識と技術を持っている証明となります。タイル張り技能士は3級から1級まであり、特に1、2級は現場で一定以上の年数働かなければ受験資格を得ることができません。簡単な資格ではありませんが、取得できれば、給料アップ、スキルアップにつながります。また、タイル職人が持っておくとよい資格はこのほかにもあります。詳しくはタイル職人になるにはどうすればいい? タイル職人の仕事も紹介をご覧ください

まとめ

タイル職人はタイルを施工したり修繕工事したりするのが主な仕事です。タイル工の平均年収は430万円であり、人材不足に伴って高いレベルの技術を持つ職人も少ないため、タイル工は未経験から高収入を目指せます。資格や学歴は必要ないが、タイル張り技能士をはじめとする資格を持っておくとスキル、給与アップにつながります。現在、田中タイル工業では新人タイル職人を募集しています。弊社の強みは、入社5年でタイル工の平均年収を超える給与体系や資格取得のサポートです。採用情報はこちらからご確認ください。