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タイル職人の仕事はきつい?仕事内容や給料を詳しく解説!

2021/11/25コラム

タイル職人と聞くと「仕事がきつい」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか? もちろん職人ですので技術は必要ですが、田中タイル工業ではしっかり技術を身につけて長く働いてもらえるような体制を整えています。

そこでタイル職人の仕事内容について解説しつつ、給与体系も含めて弊社が行っている職人に対するサポートについて紹介します。

 

1.なぜタイル職人はきついというイメージがあるのか?

タイル職人の仕事は、マンションなどの建物の外壁や玄関、床などにタイルを貼っていく作業がメインです。高所での作業や、ずっと同じ姿勢での作業、さらに納期に追われて時間的に切迫した中で作業をしているというイメージがあるかもしれません。

これらに加えて下記のようなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?

①朝早くから仕事が始まり、夜も照明をつけて作業している

②職人が多く、仕事の単価が安い

③指導が厳しく、言葉遣いも荒々しい職人が多い

①に関して言えば、弊社が専門とするマンションなどの大規模修繕工事では、住民の方がご在宅の朝と夜を避けた日中に作業を行います。そのため、午前8〜9時ごろから午後5〜6時までしか作業を行いません。一方、新築マンションや新築戸建てではそう言った時間の縛りがないため、現場によっては夜遅くまで作業をする場合もあります。

②の職人が多いという印象も今は違います。バブル崩壊やリーマンショックなどを起因として職人の数が減少しており、反対に建設現場では人手が不足しています。そのため工事費用も高く、給与も以前に比べて高くなっています。

③に関して言えば、職人は仕事の出来上がりがすべてですので、そのため指導も厳しくなりがちです。しかし最近はかつてのように、ただ怒鳴り散らすというような職人も少なくなっており、指導論をしっかり身につけている職人もいます。また教育システムを設け、早期の成長を促すような取り組みも各企業で行っています。

「職人の仕事がきつい」というイメージを覆すまでには至っていませんが、若い人たちが働きやすい環境になりつつあります。

また弊社には、若い人がのびのび働ける環境を整えていく役目があると思っています。そのための取り組みについて、これから紹介していきます。

 

2.大規模修繕工事を専門とすることで変わってくる仕事の内容

ほとんどの方がタイル職人としてイメージしているのが新築マンションや新築戸建てなどでの作業だと思いますが、弊社は大規模修繕工事を専門としています。そのため、作業や環境などに違いがあります。

■新築マンションでのタイル職人の仕事

・全面にタイルを貼るため作業量が多い(20~30キロの1ケースを一人で10ケースくらい貼る)

・貼るタイルの枚数に合わせて、下地であるモルタルを練る作業が多い

・作業時間の縛りが大規模修繕に比べるとないことが多い

・調査やはつりは必要ない

 

■大規模修繕工事でのタイル職人の仕事

・打診調査を行う

・タイルをはつる(剥がす)作業がある

・タイルの貼る量は必要な部分だけなので新築より少ない(田中タイルでは1日に1ケース~1ケース半くらい)

・貼る量が少ないので、モルタルを練る量や運搬する量も少ない

・1人でタイルを貼るので、自分のペースで作業できる

 

このほか、大規模修繕工事ならではの特徴でいえば、下記のようなことが挙げられます。

 

・居住者がいるため、作業できる時間帯が限られている

・新築に比べると接する人が多い(居住者さん、管理人さん、宅急便や郵便の配達員、現場代理人、監督がいるので挨拶やマナーはきちんとしている)

・大声を出して作業はしない(クレームにつながることがあるため、大声で会話することはありません)

 

同じタイル職人といっても、現場によって作業の内容が異なります。

また、工事費用は新築マンションよりも大規模修繕工事の方が高くなるのが一般的です。新築マンションはゼネコンなどの孫請け、ひ孫受けなどとなり、中間マージンを引かれてしまうためです。

弊社が専門とする大規模修繕工事ではこうしたことはなく、正当な工事費用をいただいて工事を行っています。

 

3.適材適所で「調査」「はつり」「貼る」の3つの作業を分担

新築物件と大規模修繕工事でのタイル職人の仕事について、その違いを紹介しましたが、大規模修繕工事でのタイル職人が行う代表的な作業は次の3つです。

タイルの破損部分や欠損部分を調査する「打診調査」、貼り替えるタイルをはがす「はつり」、新しいタイルに取り替える「貼る」という作業です。ただし、田中タイルが他社と違う点はこの3つの作業を一人の職人が行うのではなく、それぞれの専門の職人に分担していることです。

特に体力が必要なのが「はつり」です。交換するタイルを丁寧に剥がすにはかなりの体力が必要なので、はつりが得意な職人を専門的に担当させているのです。そのため調査や貼る作業専門の職人は、それぞれの作業に集中して取り組むことができます。

適材適所を意識して、タイル職人が最も自分の能力を発揮できるような仕組みを整えています。

田中タイル工業の仕事内容について、詳しくはこちらをご覧ください。
◯打診調査
◯タイル工事
◯下地補修工事

 

4.適切な給料制度・教育システムで「割りに合わない」を防ぐ

建設工事に関わる職人の仕事がキツいと思われているのには、「朝から晩まで働いている割に給料が少ない」というイメージがあることも要因の一つです。弊社ではそうした常識を打破するために、早くから透明性のある給与体系を構築しており、適切な給与を職人に支払っています。

下記は、勤務年数によるおおよその手取り給与です。

・(まったく未経験の)1年目…手当なども含めて月額30万円(手取りでは25万円)。日給に換算すると1日あたり1万1,000円くらいで、年収は350万円~400万円。

・入社5年目くらい…月額40万円~50万円(手取りで35万円~45万円)で、年収は480万円~600万円。

・5年目以上…職人として認められれば月額60万円で、年収は720万円。

建設業界ではかつて日給月給制がほとんどを占めておりましたが、弊社では日給月給制か月給制のどちらかを選べるようにしています。ただし建設業界全体では月給制への移行が進んでいますし、会社としても月給制をオススメしています。日給月給制では雨などで現場がなくなった場合、給料は発生しませんが、月給制であればそうしたことがないからです。また、夏季休みや年末年始、大型連休の際も、サラリーマンと同様に給料が減額されるといったこともないのです。

こうした給与体系に加え、国民年金や、医療保険制度、雇用保険などの社会保障制度についての知識をきちんと知っている職人はまだ多くありません。しかし弊社では、それでは職人の生活が安定しづらいと捉えており、こうした給与体系をとっています。また基本給の他に、家族手当、職長手当などさまざまな手当ても用意しているのも、家族や住居を持つこと、職業人として資格や誇りを持つことにも励んで欲しいからです。人間としての安定や成長への意欲はこうしたサポート体制から生まれるものという考えのもと、取り組みを強化しています。

同様に、未経験の新人が早く職人として活躍するための教育システムも整えています。「職人は見て覚えろ」という考えではなく、「経験こそが仕事を覚える近道」として、たくさんの現場を経験してもらいます。新人が仕事を覚えることで現場がスムーズに流れますので、先輩職人も丁寧に教え、職人へと成長していく姿を後押ししていくのです。

職人が安心して働けるのは、給与の金額はもちろんですが、こうして正当に評価されることも重要です。指導をして仕事の熟練度が上達したら、それを評価して給与を上げる。こうした好循環のサイクルを社内で整えているからこそ、職人は安心して成長していけるのです。これから職人を目指す方は、そうした会社をぜひ選んで欲しいと弊社では願っています。

あわせて読みたい >>タイル職人の年収は?タイル屋が教える給料に関するあれこれ

 

5.まとめ

今回のコラムでは、タイル職人の仕事がきついのかどうか、お話しさせていただきました。

弊社では、正当な給与を支払うのはもちろん、職人として安定して暮らせるようなサポート、成長していける教育システムを整えており、たくさんの人がイメージしているような「きつさ」を感じずに働いている職人がほとんどです。

その一方で、現場を大規模修繕工事専門にしているため、新築物件に比べて仕事のしやすさもあります。

「タイル職人になりたい」「手に何かの職をつけたい」という方はぜひ問い合わせをしてください。弊社の魅力について、丁寧にお話させていただきます。

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