コラム

タイル職人の1日は?仕事内容をご紹介

2022/02/03コラム

埼玉県川口市でタイル工事を専門に行っている田中タイル工業です。創業は1965年、55年以上の社歴があります。

今回は、「タイル職人の仕事とは?」というテーマのもと、田中タイル工業社長のお話も踏まえてタイル職人の一日を紹介していきます。

タイル職人の仕事って?

タイル職人と聞くと、新築の戸建てやリフォームなどでタイルを貼るイメージがあると思います。まさに、その通りで、建物の外壁や床、水回りなどのタイルを施工する他、劣化や破損したタイルを剥がして貼り直す補修などが主な仕事になります。

 

中でも、田中タイル工業は大規模修繕工事専門のタイル工事を担っています。大規模修繕工事とはマンションやオフィスビル、商業施設などの建物で十数年単位に行う大規模な修繕工事です。主に外観や床面のタイルを剥がして貼り直し、ひび割れを直すといったことが業務となります。

 

タイル職人の作業

外壁工事におけるタイル職人としての作業は、次のような流れになります。

①目視チェック…外壁を見ながらタイルが浮いている箇所や破損箇所を見つけます。

②打診チェック…打診棒と呼ばれる棒でタイルを軽く叩いて、浮いている箇所など補修が必要な箇所を見つけます。

③下地補修…タイルを剥がすと接着率が悪くなるため、モルタルをすり込むなどして下地を整えます。

④タイル補修…浮いている箇所は接着剤の注入を行い、破損がある場合は主に貼り替えを行います。

⑤目地補修…タイルの間にモルタルやシーリングなどの充填材を埋めて目地を補修して完了となります。

 

大規模修繕工事におけるタイル職人の仕事の特徴

・打診調査を行う

・タイルをはつる(剥がす)作業がある

・タイルの貼る量は必要な部分だけなので新築より少ない(枚数は現場によって変動するため、1ケース〜6、7ケースくらい)

・貼る量が少ないので、モルタルを練る量や運搬する量も少ない

・1人でタイルを貼るので、自分のペースで作業できる

 

などが挙げられます。

 

このほか、大規模修繕工事ならではの特徴としては、下記のようなことが挙げられます。

・居住者がいるため、作業できる時間帯が限られている

・新築に比べると接する人が多い(居住者さん、管理人さん、宅急便や郵便の配達員、現場代理人、監督がいるので挨拶やマナーはきちんとしている)

・大声を出して作業はしない(クレームにつながることがあるため、大声で会話することはありません)

 

同じタイル職人といっても、現場によって作業の内容が異なります。

 

▼詳しくはこちらもご覧ください。

タイル職人の仕事はきつい?仕事内容や給料を詳しく解説!

 

タイル職人になるために資格は必要?

 

資格がないとできない仕事ではありません。しかし、持っていることで任せてもらえる現場が増え、スキルアップにもつながります。また、資格を持っていることで安全委作業を行うための意識も生まれます。

 

田中タイルでは、資格取得をサポートする体制を築いており、特に下記の5つを推奨しています。

・石綿作業主任者

・有機溶剤作業主任者

・研削砥石特別教育

・ゴンドラ取扱特別教育

・職長・安全衛生責任者教育

 

▼資格について詳細は、こちらもご覧ください。

タイル職人になるには?経験や資格は必要なの?

タイル職人の1日の仕事の流れ

ここでは、実際に田中タイル工業の1日の流れを紹介したいと思います。

 

朝礼(まずは朝礼から始まります。元請け主導の朝礼です。)

自社のMTG(作業内容の確認、事故を起こさないために行います。)

 

MTGが終わったら、段取りー道具の準備などを行います。

作業場所に行って、作業場所の段取りー道具の配置なども行います。

 

8:30~8:45 作業開始

9:00〜10:00 作業

10:00 休憩(30分間)

10:30〜12:00 作業

12:00〜13:00 休憩

大規模修繕工事では居住者の方が在宅している状況で作業することもあるため、お昼の時間帯は居住者の方への配慮の点からも、必ず作業をストップして休憩を取ることができます。

 

13:00〜15:00 作業

15:00 休憩(30分間)

15:30~17:30 作業

17:30 撤収準備

18:00 撤収

 

どうしても不規則になりやすい建設現場の仕事ですが、田中タイル工業では1日の流れをしっかり作っているので、工事を計画的に進めて行くことが可能です。

 

タイル屋の社長に聞いた!タイル職人の魅力とは

 

ここでは田中タイル工業の社長に聞いた、「タイル職人としての魅力」についてお話をしていきます。

 

「調査から始めるので、自分の判断で工事する箇所を決めて、一度壊してから(場合によっては注入もある)綺麗にします。一生残る仕事をしているという面白さを感じます。修繕したものがこの先も残っていくわけですからね。

調査から仕事をさせてもらえるということも、信頼してもらっていないとできません。(調査で修理するところを決めて一度壊してから直すため)

貼り替える数を誤魔化して多めに申告したりなどの嘘をついたりしたら裁判になってしまうこともあり得ます。調査して修理箇所を決めるところから始めて、最後まで仕上げるっていうのが面白いですね。

ほかにも、1人で黙々と作業ができる点は良いです。集中できますし、技術を持っていれば、ある意味自由な仕事です。

自分のペースで仕事ができる頃には、ある程度技術を取得しているでしょうし、速さも伴ってますからね。田中タイル工業では、そこまでできれば、あまり作業について口をだしません。

集中していると、時間が経つのが早いですし、この仕事も体力的にきついわけではないです。普通はタイルをはつる(剥がす)作業もあってここが体力的にきついんですが、うちでははつり専門の職人がいるので、体力的にはつりがきつくなってきた年齢の職人でも、タイル貼り専門で取り組んでもらえるので長く働ける環境だと思います。集中してやっているので、いい疲れ方ですね。

もともと板金屋で20年以上働いていた人なんかもいます。やっぱりそういう方は細かい作業が得意ですね。未経験で入ってきた職人もいますが、時間をかけて覚えた人の方が、しっかりと身につきますね。

経験が優れていなくても、真面目にコツコツ頑張っている人には、ゆっくりでもいいところが出てくるものです。入ってくれて良かったなあとしみじみ思いますね。

田中タイル工業は、「ちょこちょこ教えてあげる」つまり、会社全体で実務経験の中で新人を育てていく感じです。

それこそ、今は『修行とは〜年かかるもの』や『一人前になるには〜年修行する』なんて時代じゃないですからね。

いつの間にか、だんだん一人前になってくれれば良いと思います。」

 

タイル職人として田中タイル工業で働きませんか?

 

ここ数年、タイル職人の需要が非常に高まっています。しかし、タイル職人の数は減っていく一方です。

こういった職人仕事に興味がある方はぜひ、お気軽にご相談ください。

今がチャンスです。

田中タイル工業では働きやすい環境を整備し、若手を積極的に育成

弊社では「職人としての技術向上を、サラリーマン並みの安定で支えていきたい」という思いがあります。そのため、日給制や日給月給制などが多い職人の給与体系に、月給制を積極的に導入するなど就業環境の整備を他社に先駆けて行っています。そのほか資格手当なども多彩に揃えており、安心して働ける環境を整えています。

また大規模修繕工事には「はつり」という作業があり、体力的に追いつかない職人もいますが、弊社では「はつり」作業は得意な職人が専門的に行います。そのためすべての職人が「はつり」を行うわけではなく、自分のできる作業を長く続けられるような体制になっているのです。

このように弊社では「手に職をつけたい」「職人として安定した仕事をしたい」といった希望に沿う職場環境になっていると自負しています。

下記のページでは採用内容について紹介していますので、興味がある方はぜひそちらもご覧ください。

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