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建設業は高年齢化している?職人の年齢制限や年齢別平均収入を紹介

2023/06/23コラム

建設業の年齢についての疑問や悩みを抱えていませんか?

「建設業の高年齢化が進んでいると聞くけど、具体的にどういう状況なの?」と疑問を持つ方。また、「自分の将来を見据えて、建設業で働く職人の年齢別平均収入を知りたい」という方へ向けて、この記事ではその答えをお伝えします。

高年齢化の実態、年齢制限の有無、そして職人の年齢別平均収入といった、建設業における年齢の関連性を深堀りします。年齢によって変わる仕事のやり方や待遇、将来の見通しについて詳しく知ることで、自身のキャリアパスを考える一助になるはずです。

これから建設業に携わろうと考えているあなたへ、より良い未来を築くための参考情報をお届けします。どうぞ最後までお読みください。

 

建設業に年齢制限はある?

気になる建設業の年齢制限について、確認していきましょう。

一部高所作業に年齢制限あり

建設業での作業は、場所や作業内容により年齢制限が設けられています。その一つが高所作業です。

安全を確保するため、労働安全衛生法の規定に基づき、高所作業に携わる人は18歳以上でなければなりません。これは、若年者が危険な作業環境にさらされるのを防ぐための重要なルールで、建設業における年齢制限の一例と言えます。

上限の年齢制限はなし

一方で、建設業で働くうえでの年齢制限の上限は特に定められていません。

体力と技術を要するこの業界では、長年の経験と知識が求められます。したがって、高齢でも健康であれば、また経験と技術を活かせる職場であれば、活躍の場は十分にあります。

ただし、自身の健康状態や安全面を考慮しながら働くことが求められます。

 

建設業の年齢構成と年齢別平均年収

それでは、年齢別に平均年収を確認していきましょう。

10代

建設業界に新しく足を踏み入れた10代の若者たちは、平均年収が234万円となっています。この段階では、さまざまな基礎的な技術と知識を身につけ、実務経験を積むことが大切です。

20代

20代前半(20〜24歳)の平均年収は約337万円。一方、20代後半(25〜29歳)では約418万円と、経験とスキルアップに伴い収入も徐々に上がってきます。20代全体を見ると、平均年収は約338万円となっています。

30代

30代前半(30〜34歳)の平均年収は約464万円。後半(35〜39歳)では約492万円と、自身の専門性が認められ、さらに高い責任を担うようになるとともに収入も増加します。全体の平均年収は約478万円です。

40代

40代では、前半(40〜44歳)で約528万円、後半(45〜49歳)で約599万円と年齢と共に稼ぎが増えてきます。この年齢層の全体的な平均年収は約564万円となっています。

50代

50代前半での平均年収は600万円、後半では約602万円となっています。この年齢層では、一貫したスキルと経験を持つプロフェッショナルとしての地位を確立していることが多く、平均年収も601万円と安定しています。

60代〜

60代の前半(60〜64歳)では平均年収が約528万円、後半(65〜69歳)では約419万円となっており、平均すると474万円です。そして、70歳以上でも現役を続けている方々は、年間で平均約321万円の収入を得ています。この年齢層でも建設業の一員として活躍することは十分に可能です。

 

建設業の年齢の推移

建設業では、高齢化が進んでいると言われています。実際の現状について解説していきます。

高齢化が進む建設業

近年、建設業界における高齢化の進展が顕著になっています。

具体的には、2022年の時点で建設業に従事している人々のうち、55歳以上が約36%を占めています。一方で、若手の29歳以下は全体の約12%にとどまり、全業界と比較すると建設業の高齢化が特に進んでいると言えます。

この状況は、労働力の維持や技術の継承において重要な課題を引き起こしています。

人手不足が進む

この高齢化の進行と並行して、建設業界は深刻な人手不足に直面しています。

現場作業の厳しい環境や長時間労働などが若い世代の入職を妨げ、新規の人材獲得が難しい状況です。また、経験と技術を持つ現役の職人が退職することで、業務量と人員のバランスが崩れ、現場の労働強度が増す一方です。

これが長期化すると、業界全体の生産性に影響を及ぼす可能性があるため、建設業界の人手不足解消は急務となっています。

 

30代、40代からでも建設業の職人になれる?

「建設業の職人」と言うと、なんとなく若い人にしか開かれていない職業のように感じるかもしれません。しかし、それは単なる固定観念であり、現実は全く違います。実は、30代や40代からでも職人としてのキャリアをスタートさせることは充分に可能です。

もちろん、物理的な労働を伴う職業ですので、体力や健康状態は考慮に入れるべきですが、それをクリアすれば、新たなスキルを習得し、新しい職業人生を始めるチャンスがあります。建設業は広範で多様なスキルが求められる分野ですから、自分の経験や知識を生かすことも十分に可能です。

それぞれの年齢での挑戦が、建設業界のさらなる成熟と発展に繋がることでしょう。もし迷っているなら、一度挑戦してみる価値は十分にあると言えます。今がそのチャンスかもしれませんね。

こちらの記事では、脱サラして30〜40代から職人になる方法について詳しく解説しています。合わせて確認してみてください。

脱サラして職人になるためには? 30・40代からでも遅くない!

 

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